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ダレ向け? 「終戦のエンペラー」を鑑賞して・・・ [TV・映画に勝手にダメだし!?]

久々の映画鑑賞。渋めに、「終戦のエンペラー」を選びました。
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EMPEROR 終戦のエンペラー
 「昭和天皇とマッカーサーとの一枚の写真に込められた歴史の真実とは?」
 「終戦直後の歴史の裏側は?」
プロデューサー 奈良橋陽子・野村祐人
監督       ピーター・ウェーバー
原作       岡本嗣郎
http://www.emperor-movie.jp/

終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし (集英社文庫)

終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし (集英社文庫)

  • 作者: 岡本 嗣郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/05/17
  • メディア: 文庫


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夏休みの土曜日、午後のシネコン。老若男女?!で大変な賑わい。
でも、やっぱりこの映画のハコだけは、シニア夫婦割?なカップル中心に、
比較的空いている感じでしたねえ。
原爆投下の実写とそれらしき映像で始まり、
マッカーサーがやってきて、主人公・フェラーズに天皇の戦争責任についての極秘調査の任務を与える。
東条英機や近衛文麿、木戸幸一、関谷貞三郎(宮内次官)らに聞き取り調査していく。
その忙しい中、恋人の鹿屋アヤの消息を尋ねるという流れ。

ラブストーリーなく、歴史ミステリーとして徹底して欲しかったなと、ちと残念に思う。
それに、日本人俳優のみなさん、すばらしい演技だったので、もっとそっち掘り下げてよ!!という感じ。
特に、天皇の補佐役だった、関屋氏を演じた夏八木勲さんの秀逸だったこと。
天皇が御前会議で示した祖父の和歌を詠じた場面は、染み入りましたね~。
もっと、長生きしてイイ仕事を拝見したかったです。
そして、昭和天皇を演じた片岡孝太郎さんもよかった。
マッカーサーとの会談の場面。冒頭で英語で伝えた言葉には、思わずぐっときてしまいました。

で、玉音放送を巡る事件があったりでしたが、以外に最後はあっけない感じ。
これで終わり?? と思いながら、映画館を後にした次第です。
帰宅途中、一緒に観ていたダーリンと、これは、誰向けのお話だったのかしらね~、と。
日本人? アメリカ人? 
白黒がなんとなくつかない感じは、映画の中で語られていた日本人は灰色な国民というように
映画も灰色な感じだという感想でした。
帰宅後、公式ページを見て、なんとなく、真意はわかったのですけどね・・・。
関屋氏の孫だというプロデューサーの奈良橋サンの想いは伝わった感じです。
忠実に再現することにこだわったということでしたが、
どうも、冒頭部分、荒廃した焼け野原のロングカットで映っていた荷車をひく牛。
沖縄あたりでみる、すんごい角した水牛風だったのが、つい目に留まってしまい、
気になって仕方がなかった・・・。東京であんな牛いたっけ??
あと、主人公の恋人の叔父さんの家の外景。なんとなくしっくりこなかった。
伝統的な日本家屋を、かなり頑張って再現したそうですが・・・。
なんて、些細なところが気になってしまいましたが、
日本の俳優陣は、とても素晴らしいものを感じました。
イギリス生まれの監督が、そこまで演技指導したのかは疑問なので・・・。

ということで、評価も灰色な感じで、星3つかな??? ★★★☆☆

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